12月も残すところ、あと半月となった日の朝。
由梨が体調が悪いと言って、出勤前に病院に行った。
由梨はこのところ調子が優れないみたいで、夜も応じてくれないし、俺は少し寂しく思っていた。
遅番に間に合うように出勤して、今はいつも通り仕事をこなしているから多分大丈夫なんだと思うけど、普段健康な由梨だけになんだか心配だ。
弱音を吐かない子だから、無理して頑張っているのかもしれない。
有給でも取らせて、少し休ませようか。
そんな事を考えている時だった。
突然、ドンッと乱暴に社長室の扉が開いた。
「社長、大変です!」
息を切らし、ものすごく焦った顔の林が部屋に飛び込んで来た。
「どうした?林」
ノックもしないで入って来るなんて珍しい。
「水沢が…」
え…?
「由梨がどうしたって?」
思わずガタンと椅子から立ち上がった。
「水沢が……、
倒れました」
「え…?」
倒れた…?
嘘だろ?
由梨…!
由梨が体調が悪いと言って、出勤前に病院に行った。
由梨はこのところ調子が優れないみたいで、夜も応じてくれないし、俺は少し寂しく思っていた。
遅番に間に合うように出勤して、今はいつも通り仕事をこなしているから多分大丈夫なんだと思うけど、普段健康な由梨だけになんだか心配だ。
弱音を吐かない子だから、無理して頑張っているのかもしれない。
有給でも取らせて、少し休ませようか。
そんな事を考えている時だった。
突然、ドンッと乱暴に社長室の扉が開いた。
「社長、大変です!」
息を切らし、ものすごく焦った顔の林が部屋に飛び込んで来た。
「どうした?林」
ノックもしないで入って来るなんて珍しい。
「水沢が…」
え…?
「由梨がどうしたって?」
思わずガタンと椅子から立ち上がった。
「水沢が……、
倒れました」
「え…?」
倒れた…?
嘘だろ?
由梨…!