気がつけば季節は本格的な秋を迎えていて、私がレンストランに就職してから半年が過ぎようとしていた。
あのボウリング以来、朝日さんとは全然話せていないし、メールのやりとりすらしていない。
会えない上に連絡も取ってない私は、朝日さんの気持ちだけでなく、自分の気持ちさえも不安になり始めていた。
そんな中迎えた、10月の第一週目の定休日。
オーダーメイド下着の松本さんから、下着が仕上がったと社長に連絡が入ったようで、午後から私は社長と一緒に松本さんのお店へと向かった。
「いらっしゃい」
今日も松本さんは、素敵な笑顔で出迎えてくれる。
「由梨ちゃん、早速だけど試着しようか。素敵なのに仕上がったから」
「あ、はい」
松本さんに言われるまま、フィッティングルームに入った。
松本さんが袋から下着を取り出す。
「わ、あ…」
私の目の前に、ピンク、赤、黒のそれはそれは繊細なレースが付いた、美しい形の下着が並べられた。
しかも上下セットのようだ。
「綺麗です…」
「でしょ?じゃあ、早速着てみようね。これ着方にコツがあるの」
松本さんは丁寧に、その下着の正しい身につけ方を教えてくれた。
「どう?ちょっと腕上げてみて」
私は言われるまま、腕を上げてみた。
「スムーズでしょ?」
「ホントだ。全然違和感がない」
こんなにフィットするんだったら、運動する時に着ても全然平気だな。
「せっかくだし、このまま着て帰ってもいいよ」
「あ、はい。ありがとうございます」
私は着てきたスポーツブラをカバンにしまうと、ピンクの下着の上にカットソーを着て、社長が待つフロアへと戻った。
あのボウリング以来、朝日さんとは全然話せていないし、メールのやりとりすらしていない。
会えない上に連絡も取ってない私は、朝日さんの気持ちだけでなく、自分の気持ちさえも不安になり始めていた。
そんな中迎えた、10月の第一週目の定休日。
オーダーメイド下着の松本さんから、下着が仕上がったと社長に連絡が入ったようで、午後から私は社長と一緒に松本さんのお店へと向かった。
「いらっしゃい」
今日も松本さんは、素敵な笑顔で出迎えてくれる。
「由梨ちゃん、早速だけど試着しようか。素敵なのに仕上がったから」
「あ、はい」
松本さんに言われるまま、フィッティングルームに入った。
松本さんが袋から下着を取り出す。
「わ、あ…」
私の目の前に、ピンク、赤、黒のそれはそれは繊細なレースが付いた、美しい形の下着が並べられた。
しかも上下セットのようだ。
「綺麗です…」
「でしょ?じゃあ、早速着てみようね。これ着方にコツがあるの」
松本さんは丁寧に、その下着の正しい身につけ方を教えてくれた。
「どう?ちょっと腕上げてみて」
私は言われるまま、腕を上げてみた。
「スムーズでしょ?」
「ホントだ。全然違和感がない」
こんなにフィットするんだったら、運動する時に着ても全然平気だな。
「せっかくだし、このまま着て帰ってもいいよ」
「あ、はい。ありがとうございます」
私は着てきたスポーツブラをカバンにしまうと、ピンクの下着の上にカットソーを着て、社長が待つフロアへと戻った。