その後、私と社長はワインを1本空けてしまい、かなり酔っ払ってしまった。


社長はありささんに告白して本当にスッキリしてしまったようで、いつになく明るい表情だった。


私はリリーちゃんに似ていると言われた事が気になったけど、ある意味社長に信頼されているのかなと思った。


気がつけば私と社長は、いつかの社長室で眠ったみたいに、ソファで眠ってしまっていた。


目が覚めた時はもう翌朝の10時過ぎになっていて、私は寝ている社長を気遣って、静かにシャワーを浴びに行った。


脱衣場から出ると、社長も起きたようで、すぐにシャワーを浴びに行っていた。


私は部屋に入って着替えをし、簡単なメイクを始めた。


今日は休日だし、ちょっとどこかに出かけたいな。


そう思っていたら、部屋のドアがコンコンとノックされた。


「水沢ー」


「は、はい」


なんだろうと扉を開けると。


「これから一緒に出かけよう」


「へ?どこへですか?」


「いいから、行くぞ」


えぇーーー、そんなぁ。


社長って相変わらず強引過ぎる。



そんなこんなで。


私は今、駅前に連れて来られています…。