「学級委員、あいさつ」




教科書類をまとめ終えると先生は、優しい声で、学級委員を見てそう言った。


今、先生を顔をあげたその先が私だったら良かったのに、そんなことを一瞬だけ思った私は図書委員。



後期は学級委員になろうかな?

なんて安易な考えが頭をよぎる。



図書委員になったのさえ不純な動機だっていうのに、私はいつまで、こんな回りくどいことばかりするつもりなのかな?




図書室からは、放課後、サッカー部の顧問として指導してる先生がよく見える。

そして、テストの採点をするときやプリント作りに使ってる数学準備室も図書室から見える。



それが私が図書委員になった理由。