【6月13日
貴方が私を拾ってくれた日。
あの日は大雨で...
家のない私には、寒くて寒くて仕方なかった。
...でも、貴方はそんな私を、
家にあげてくれたよね?
寒かったけど。
貴方のいれてくれたココアで、
心がぽかぽかしたな...
貴方は、この日初めて私と出会ったと思っているけど。
これより一度だけ...前に会ってるんだよ?
...そのことは、後で書くね。】
あの日のことは、今でもちゃんと覚えてる。
でも、それより前には...
会ってないはず。
これ以上、ページを捲ると、俺自身が駄目になる気がした。
得体の知れない何かが、
全てを壊す気がした。
でも君は、それを望んでるんだろう...