こ、これは…。
愛梨が指さしていたページ。
それはスイーツの食べ放題だった。
俺はスイーツが嫌いって訳じゃないけど、どっちかというとあんまり食べない方で…。
でも、愛梨行きたがってるし…
やっぱ連れてってやりたいし…
「愛梨が行きたいなら行くって言ってんじゃん。変に遠慮すんなよ」
俺がそう言うと愛梨の顔がパァァァっと輝き始めた。
「ホント!?ホントにいいの!?」
そんなに嬉しいのか…。
うん、俺も素直に嬉しい。
「そんなに甘いもん好きだったのな」
「だって美味しいんだもん」
なんて唇を尖らせて言う愛梨。
「お前可愛すぎ」
後ろから愛梨を抱きしめる。