「それより!!これは!?」

また大きな声を出してしまってあたし。


「だから声がでかいって…」


呆れながらそういう悠弥。


「すみません…」


「お前…不安なんだろ。だからそのため…あと俺のモンて証」


なにそれ…あたしが不安がってたからって普通こんな高いの買う?


嬉しすぎんのよ…バカ…。


嬉しさのあまり涙が溢れてきたあたし。

すると悠弥が


「ん?泣くほど嬉しいのかなー?」


なんてニヤニヤしながら言ってやがる。


「うっさい…ほっとけー…」


「素直じゃねーな、全く」


誰のせいだと思ってんのよ!!
って言ってやりたかったけど今回は…あたしの負けだね。


「…ありがと」


「おぅ。無くすなよ」


ホントにありがとう。
ずっと大事にするね。


なんて素直じゃないあたしには言えないけど心の中で思ってるし悠弥も多分わかってくれてるんだと思う。


「じゃぁ、遅いし送る」


「…ん。ありがと」