「な、なに急に…」


「お前…可愛すぎだから」


「…え!?」

か、可愛いって…!!
真っ赤になって俯くあたし。


「そういう顔とか言葉とか俺以外は禁止ね。絶対」


「そういう顔って何よ…」


「ん?そんなに言って欲しいの?」


「そ、そんなわけないでしょ…!!」

いたずらっぽく笑う悠弥。


もー!!からかってやがるなー!!

膨れていると


「ほら、行くぞ」


「え?どこに!?」


悠弥に手を引かれ連れていかれた先は…


「アクセサリーショップ…?」


「入るぞ」


「え?あ、うん」


悠弥がこんなとこに来るなんて…何かあるのかな?
そんなことを考えていると…


「手出せよ」


「……?」


「いいから、はやく」


「はい」


恐る恐る手を出すと何やら小さい箱からリングのような………って指輪!?


「え!?なにこれ!?どうしたの!」


「お前声でかい…周り見ろよ…」


「あ、ごめん…」

周りを見るとこちらに注目の視線があった。