「そう。ちょっとムカつくけどよろしく、悠弥」


「ムカつくって……最初と全然性格ちげぇな」


あ、やば…。
ついいつものが…。
まぁ、いっか。


「気にしないで。これが本来のあたしだから。ただ人見知りで最初はうまく喋れないだけだから」


「ふぅーん。まぁ、今日は悪かったな。お詫びといってはなんだけどもう暗いし家まで送るよ」


「いえ、結構です。お構いなく。じゃ、さよなら」

別に…そんなことしてくれなくてもいいのに。


「ふぅーん。でも俺、こっちだから途中までついてくわ」


「……そう」