「そんなんだから彼氏できないんじゃね?俺ならもっと可愛げのある子がいいわ」


そんなの…。
言われなくてもわかってる…!!

あたしだっていつもいつも可愛くなれたら…。
どうすれば素直になれるか…って考えてるよ!!

それなのに……チャラ男のアンタに…。


「余計なお世話よ!!アンタなんかにあたしの気持ちわかりっこないんだからっ!!そんな…そんなこと……」


悔しくて悲しくて…段々視界が涙でぼやけてきた。


「ご、ごめん!!俺、そんなつもりで言ったわけじゃ…」


「ひっく…。うぅ…うぇーん。こんな自分大っ嫌いー!うっ、ひっく…こんな…こんなやつの前で泣きたくないのにぃー!!」


「ホントごめんって…。な?泣きやめよ…」


……コイツまじで謝ってる…。
さっきまであんな余裕ぶってたくせに……。