「ちゃん付けはやめろと何回言ったらわかるんだ?
それと、人の妻に何してくれてる・・・」

「妻って・・・ただ義務感だけで一緒にいるだけの関係なだけでしょ?
その様子だと、例の話もしてないみたいだし」

「凪、余計なことを言うな」

「例の話ってなに?」

「気にするな。女ったらしの戯言だ」

「菖蒲ちゃん、僕だって君を妻にすることが出来るんだよ。
同じ封魔師であり、九尾も封印することも可能・・・
もちろん、君がいれば・・・だけど」

そう言いながら、菖蒲の右手を取り口付けをする。

やはりこういうことに免疫のない菖蒲は、顔が真っ赤だ。