「世界の終わりですね。今の貴女では、封印など到底無理なことかと」

心の整理が追いついていない。

世界の終わりだとか、そんなことを言われても自分はただの女子高生なのだから仕方ない。

「けれど、一つだけ方法があります。光巫女の血を受け継がれし者が為さらなければいけないこと・・・」

「ここからはわしが話そう。海よ、今日のところは引き返すが良い」

「・・・いいお返事をいただける事を祈っております」

海は紳士的な一礼をし、何か一言呟いた刹那、そのまま消える。

働かない頭で一生懸命整理しようとするけれど、何の意味もないのだと、もう一人の自分が告げていた。