『よかろう。ならばこの力を其方に授けよう。
黒は白に変わる。今の其方なら北条家に伝わる式神を使いこなせるであろう…』
一瞬、風と海を眩い光が包む。
『貴女が僕の新しいご主人様ですねっ!』
風は光が小さくなってきたおかげで、やっと瞼を開けることができた。
声が聞こえたほうを向くと、小さな白い蛇がいた。
「あなたは?」
「僕の名前は夜刀(ヤト)。 代々、北条家に仕える式神です!」
夜刀は海の上に乗り、長く伸ばした舌で、何かを感じ取っていた。
黒は白に変わる。今の其方なら北条家に伝わる式神を使いこなせるであろう…』
一瞬、風と海を眩い光が包む。
『貴女が僕の新しいご主人様ですねっ!』
風は光が小さくなってきたおかげで、やっと瞼を開けることができた。
声が聞こえたほうを向くと、小さな白い蛇がいた。
「あなたは?」
「僕の名前は夜刀(ヤト)。 代々、北条家に仕える式神です!」
夜刀は海の上に乗り、長く伸ばした舌で、何かを感じ取っていた。