「なんで、封印なんですか?十二神将の力があったのなら・・・消滅させることだって出来たんじゃ・・・」


「私の心が弱かった。ただそれだけのことです。それに・・・私には懐妊の兆候が見られたのです・・・
もちろん、銀の子だということはわかっていました」


愛していたからこそ、封印にとどめたのだと菖蒲は理解した。自分がその立場であっても、そうしていただろうから。