本気なのか冗談なのかわからない笑顔は、いつもの凪の笑顔。最近の凪は少し焦ったように、怖い顔をしていたのに。少しだけ安心した。


「一人で入れますからっ!」


「そう?残念だなー。風呂から上がったらさ、君に会わせたい人がいるんだ。君の力になってくれる人だよ」


力になってくれる人とは、どういった人なのだろう?兎に角、色々考えすぎて働かない自分の思考をスッキリさせるため、お風呂を借りることにした。