「棗、この子達をあの場所へ連れて行くよ。僕の存在もばれちゃったし。九尾も復活する・・・
あの人なら何か知恵を貸してくれるはずだよ」


「御意。・・・主、大丈夫ですか?」


「お前に心配されるようじゃ、当主として失格だな・・・
僕は大丈夫だ。それよりこの子達の安全の方が大事だ」


凪は素早く印を組む。


「転移結界っ!」


迷ってる暇などない。


刃は振り下ろされてしまった。もう後戻りなど出来ないのだ。