その日の放課後、菖蒲と凪ら四人は事情を聞くため屋上に集まっていた。


「どういうこと?なんで皆でここに転校してきたの?」


「だーかーら。菖蒲ちゃんを守るためなの。近くにいないともしもの時に君を守れなくちゃ意味がないからね」


「そういうことじゃなくてっ!あたしは守られる人間じゃないのっ!みんなが守らなきゃいけないのはお姉ちゃんのはずでしょ?」


現に光巫女は桜なのだから、こんなところにいてはいけないのではないか?