『光巫女の血を引くものよ。今は時間がありません。今一度、九尾を封印しなければ・・・』
「封印って言ったって!あたしにそんなこと出来るわけないじゃない!」
『今、私の声が届いているのであれば・・・そなたにもその資格があるのです』
自分にそんな資格あるなんて信じられない。
物の怪が見えるだけで、祖父や姉のように退魔術なんてしたことがないのに・・・
(あ・・・お姉ちゃん・・・)
昔、いつも自分にだけ見える物の怪を怖がり泣いていた時。桜はこう言っていた。
「物の怪が見えるってことはね、私やお爺様のように、菖蒲も選ばれた人だからなんだよ?
だからその時が来るまで・・・自分の力を信じて?」
「封印って言ったって!あたしにそんなこと出来るわけないじゃない!」
『今、私の声が届いているのであれば・・・そなたにもその資格があるのです』
自分にそんな資格あるなんて信じられない。
物の怪が見えるだけで、祖父や姉のように退魔術なんてしたことがないのに・・・
(あ・・・お姉ちゃん・・・)
昔、いつも自分にだけ見える物の怪を怖がり泣いていた時。桜はこう言っていた。
「物の怪が見えるってことはね、私やお爺様のように、菖蒲も選ばれた人だからなんだよ?
だからその時が来るまで・・・自分の力を信じて?」