「菖蒲っ!今助けるぞ!」

『ほう、東峰院家の血筋の者か・・・夢の中とはいえ・・・我に勝つことなど不可能。現実に戻ることは叶わぬ。お前はここで死ぬのだからな・・・』

「ふざけるなっ!俺を誰だと思っているっ! 」

札を構え、静かに詠唱を試みる。これが現実に起きていたことだろうと、自分は菖蒲を必ず助け出し守らなければいけないという、決意と共にぶつける。

『東峰院封魔術 烈風刃』