「もし眠れないのであれば、俺の言霊で眠りにつくことができますが、いかがなさいますか?」

海も、自分のために力を貸してくれようとしている。 その気持ちだけで嬉しかった。

けれど・・・

今の自分に不安はなかった。

この二人に任せておけば、何もかもうまくいく。根拠のない自信に満ち溢れていた。