一瞬ため息をついたが、腹を括ったのかその瞳はとても頼もしい。

「・・・凪、お前の式神で隔離結界を張れ。俺は夢遣いを這いずり出してやろう」

「なんだ、その口ぶりじゃあ夢遣いの正体わかっての?」

「当たり前だ。俺を誰だと思っている・・・」

円と凪は、菖蒲の笑顔を取り戻すため動き出した。