「この状況、東峰院家に残された文献に書いてある事と一緒だよね。僕なら、呪を解く方法を知っている。東峰院家と西園寺家の文献すべてを覚えている僕ならね」

詳しくは知らないが、東峰院家には千年も前から残る文献を保管された倉庫があったはずだ。その他にも自分の家の文献すべてを覚えている・・・

どれだけの頭脳を持っている人なんだろう・・・

「ちなみにIQ300あるんだよねー」

「300っ!凪さんって天才だったんだね」

もっと褒めてーと擦り寄ろうとした凪を、円が止めて人にらみする。