「というわけで、お前たちを太陽系に派遣するのは明日だ。またここに集まるように。」



「はい、ミカエル様。」



こうして、派遣者の集いは終わった。




「あ…フーネが!」



僕は思わず声をあげた。




「あいつ、まだ寝てるのか…?うーむ。どうも心配だな…。」




「そんなにフーネが心配か。」



「み、ミカエル様!?」



「心配することはない。直々起きるであろう。そうだシミエル、あいつを家まで送っていってくれないか?あんな状態のフーネに魔法を使わせたくないからな。」



「あ、はい…承知しました」



またあいつと二人にならなきゃいけないのか。




まあいいか。案外楽しかったりするものだ。



正直フーネは…黙っていれば可愛いと思う。



髪の毛はサラサラストレートのロングで、キレイな栗色をしている。



顔の輪郭はどことなくあどけなさをかもし出していて、なんだか、ずっと見つめられていたいと思わせるような目をしている。



背も小さく小柄で、魔法使いの服がよく似合っていて……



「はぁ……」



僕はため息をついた。最近の僕はおかしい。ずっとフーネのことを考えている。あんなヤツのことは考えたくもないのに…。