翌朝。

僕は、小鳥のさえずりとともに目を覚ました。


「今日は派遣者の集いがあるな。」

そうつぶやいて、僕は思い出した。


(弓矢が得意な美女!)

「弓を射るその姿は、きっと美しいのであろう…!!髪は風になびき、目はきりりとしていて…」


いかん。妄想をしている場合ではない。

早く準備を済ませなくては…。


「そういえば、剣士もいたな。あ、あと魔法使い!」

「私を呼んだか?」

急に女の声がした。いや、少女だろうか?いやいや、なぜ女が僕の部屋に!?


「貴様、何者だ?」