「案外、近くにいるかもしれないよ?運命の人」


「...そ、かな...」



今は、風真のことでいっぱいいっぱいだよ...。






「今日は係り決めをするぞー..」


担任の大間がだるそうに話している。

でっかいあくびもしてるし...



本当に教師デスカ?


「芹ッ!なんにするの?」


りっちゃんが楽しそうに話しかけてきた。

あぁ、やっと学級委員から解放されるもんね..


「んー、なんでもいいなぁ...特に、決めてないや」

「そーなの?」


係りなんて、あまりもので...

「それなら、篠宮さんを推薦しますッ!!」


....はぇ?なんの話?


「それいいね!」

「芹なら私も大賛成!」

「芹にだったらついてくよー私!」


え?え?


「あの、なんの話...?」