「好き」


たぶん、一生ぶんの勇気を振り絞ってやっとでた二文字。

顔は焼けるように熱くて、体も恥ずかしくて息が詰まりそう。


返ってくる答えが、静かな無言が、怖くて、大好きな彼の顔が見れない。


だけど、一緒になれたらなって。

思いが、通じ合えたらって。


そう思うと、少し勇気も湧いてくるのだ。

とても、儚くて。とても、とても淡い期待だけど、信じられる方がずっと前向きでいられる。



だけど、やっぱり、恋って


「....ごめん」




楽しいけど、悲しいんだ。