その夜


夢をみた



『お前の夢ってなに?』

って、キミがきいてきた

『…あたしの夢?…夢かぁ…あっ!お嫁さんになること!』


『誰の?』

って、キミが意地悪そうに笑う


『それは…ねぇ…』


『誰のだよ~♪』


あたしの顔は真っ赤になる


そんなあたしの顔をみながらキミはニヤニヤ笑う


『…ほら…いってみな?』


そう言いながらキミはあたしにキスをしてきた


キミは唇をすぐにはなして…


『…もっとしてほしかったらはやく言えよ』



もっとキスをしてほしかった


だからあたしはすぐにこたえた


『あたしをお嫁さんにしてくだしゃい!』


…あれ?


なんか最後…『しゃい』って言っちゃったんだけど…

しかも…プロポーズしちゃってるのかな?…これ…



ヤバイ笑われ…る…


アッハハハハ!!

ってもう爆笑してたのね…


あたしがすねていると…


キミが

『…俺もプロポーズしてやるよ』


って、言った