バンッと勢いよくドアが開く

新聞部の部員がいっせいにあたしのほうをみた


「何の御用でしょうか?」


『あの新聞は嘘だってかいて!!』


「…それはできない」


『どうして…?真実をのせなさいよ!』


「僕たちは…キミをおそったあの男に頼まれたんだ!」


『え?…なんで…』


「あいつ金持ちの息子で、学校もあいつにはさからうことができない…あいつにさからったらこの部はつぶされてしまう…」


『そんな…』


「本当にごめん!!!」


『……………』


「僕たちはこの部が好きだからつぶれてほしくないんだ!ほんとに…ごめん…」


あたしは何も言わず…そこからさった…



キミは今どこにいるの…?