* * * * *

この戦いの先に何が待っているのか分からないまま、戦っていた。
戦うことを宿命付けられた俺には、戦うという道以外選択肢などない。

俺が、俺達が、戦う意味とは。



そんなときに現れたのが須藤だった。
未来から来たという少女は、戦いを知らず生きてきたらしい。
須藤は、俺が探していた答えそのものだと感じた。
未来は平和だと云う。
それはつまり、この戦いの先には『この国の平和』が在るということ。





「ねえ、長門さん。」


須藤を探している途中、霧島が言葉を発した。