「あんたこそ友達いたのね。しかも正反対じゃないの。」 「うるせーわ。こいつは俺の親友だ!」 そうだよな、と声をかけられ、横の人は顔を上げた。 (え…。) 目が合う。 時間が、止まったのかと思った。 白い軍服ではなく、ごく普通の学ランだけど、間違いなかった。 彼は、 「陽菜……?」 「長門さんっ!」