尼岸の家は電車にのって

6つぐらい先の駅だ

結構遠いんだぞ?

俺ん家は遠いからってつれてきてない

駅からさらに歩いて10分のアパート

尼岸っと

ピンポーン

「はぁーい」

バタバタと走ってくる

「凉姫!いらっしゃいあがって!」

「お邪魔します」

3回ぐらい来てるけどなれねーな

「どうしたの?急に会いたいなんて」

「もう俺に関わらないでくれ」

「え?いいよ」

え?そんな簡単に終わるもんなのか?

「私だってもうハタチだよ?
って言ってもまだ1年はあるけど....
でもいつまでもセフレとって訳にはいかないじゃん....」

よかった....

「結婚も考えなきゃだしね....大丈夫!
全力で玉の輿狙うから!見ててよね」

「そこかよ....」

「だから優姫ちゃんだっけ?
幸せになりなよ?」

「なんでしって....」

「だって優姫ちゃんのお姉ちゃん
私の愛するかのん先輩だもん!」

「なんじゃそれ....」

「かのん先輩も結婚するらしいから...
玉の輿だよ?かのん先輩!」

もういいや....

「とりあえず玉の輿ににのれたら
連絡するからねー
お金あるならプレゼントかってけば?」

その手があったか...

「わかった、じゃあな...
かのん先輩にいつか会うんでよろしくお願いしますって言っといて」

「はいはい、じゃねー」

「ああ、頑張れよ」

「うん」

俺は部屋を出た

尼岸が玉の輿にのるまでここにくることはねーな....

プレゼント....か...