「俺のんになにしてんの?」

「は?なに?今からタノシーこと
すんだよ?泣かせたくせにさー」

「でもこいつは俺のんだ
散れ」

「チッなんだよまた失敗かよ」

「ほら、こい」

もうどうなってもよかったのに.....

先輩来なくてよかったのに....


「お前、なに考えてんの?」

つれてこられたのは先輩の部屋

「中坂先輩には関係ないです」

「でも凉姫先輩には関係あんだよ」

同一人物じゃん

「お前、あのままいったらなにされたか
わかってんの?どーせわかってなくて
ついていったんだろ?」

「どーせわかってないですよ?
だからなんだって言うんですか?」

先輩、ごめんなさい

「私が襲われたって先輩には
害はないです」

「それを俺の目を見て言え」

「......」

見ちゃだめだ気持ちが揺れるから.....

見ちゃ....だめだ....

すると....顔がガバッと捕まれて

グイッとあげさされた

「俺の目を見て言えっていってんだよ?
聞こえてんのか?」

私の頬に涙がこぼれた

「ごめんなさい.....ごめんなさい......
ごめんなさい....」

私が先輩を怖いなんて思っちゃだめだ

わかってるけど先輩の

見開かれた血走ったような目が怖い....

涙ばっかり溢れてくる

「ごめんなさい......ごめんなさい....」

私は顔を背けて両手でおおう

「ごめんなさい....ごめんなさい....」

「もういいから.....」

「ごめんなさい.........ごめんなさい....
ごめんなさい........」

何回謝ったって止まらない

「ごめんなさい.....ごめんなさい.....」

「もう、いいって
俺も言い過ぎたから....」

「ごめんなさい....」

「いい加減黙れよ....」