私は立ち上がると、周りのお客様に頭を下げ謝った


「後は俺らが処理しておくから」


声を掛けてくれたのは仕事をしていたホテルの正社員の方だ


「お願いします」


と頭を下げ、私はスタッフルームに向かった


確かあそこなら救急箱があったような....


スタッフルームに向かう途中、私はその場に倒れ込んだ


自分ではもう立つことも出来ない


『助けて....』


声になったかは分からない言葉を残して私は意識を失った