「もぉー心配させないでよ♪華の事大事なんだからっ!」

(嘘つき……)
「うん、もうしないから」

「よし、約束だよ?じゃーおかわり、華ほんとっ料理うまいよねー」

「そりゃー15の時から一人暮らしですからっ」

「そっかぁー華は凄いねっあたしも華みたいに何でもできたらなぁー笑」

(凄い?あたしが?どこが?ねぇ瑠璃?あたしのどこが凄いの?どんだけ能天気なの?あんたにあたしの何が分かるのよ)

華の中にある黒い何かが今にも瑠璃に向いていきそうになる。

(ヤバいヤバいヤバい)
必死に呼吸を整える。
「ふぅーはぁーはぁーふぅー」

「華?どうしたの?」

「ううん、何でもないよぉー♪」
何とか抑え付け瑠璃に笑顔を向ける。

そのあとは他愛ない話で盛り上がり気がつくと朝の7時をまわっていた。