「......玲二は、今どこにいるの
生きてるの?
死んでるの?」
「この人は玲二というんですね?知り合いなんですね、関係性は?」
私の質問には答えずに質問が返ってくる
「...彼氏」
そう言うとスーツのおっさんの方がうんうんと相槌を打ちながらテレビみたいに「私たちこういうものですが」ってやってきた
ほんとにやるんだ
てゆーか今更かよ
「あなたの彼氏さん、玲二さんは今この病院で治療を受けています。」
「玲二、生きてるの?」
「意識不明ですがね。なぜ死んでいると思ったんですか?」
...そっか、私疑われてるんだ
当然といえば当然だけれど、気持ちのいいものではない。
「.....一緒に死のうって言われたから」
「…詳しく聞かせてもらえませんか?目を覚ましたばっかりで休む暇もなくて申し訳ないですが、こちらも急いでましてね」