俺は立ち上がった笑とは反対に静かに膝を折る




「なに?」


戸惑う彼女を無視して手の甲に唇を近づける




この手も、指先もすべて




「俺の」



ちゅっと音のなる甘いキスを繰り返す




「ん、」


それは、マーキングをするように丹念な行為。いやマーキングなのかもしれない。





満足をして立ち上がり彼女を見下ろせば



「ぷは、真っ赤!」



涙を溜めて顔を真っ赤にする笑がいた




「だ、だってっ」



この顔も、独り占めしたい





「うぅ、もう好きー」



泣く彼女も全部






全部俺の