「アキ…ごめんね」


「何で…?」




だって、アキは私と違って健康で、病気だってしないし、どこにでもいる普通の男の人。


それに比べて私は記憶が1日しか持たないただの病人。

いつ死んでしまうかわからないのに…



「アキは…私じゃなくて、他の、普通の女の人と恋して、結婚したほうがいいよ…」


「ミオ…」


「だって!私は…記憶がないんだよ?これから生きれるかもわかんないのにさ…将来のあるアキに迷惑なんかかけたくないよっ…」