「でも、僕さ…誓ったんだよ…」
「え…?」
アキは星が輝き始めた空を見て呟いた。
「キミが…この世界からいなくならない限り…キミを守るって………ミオを…守るんだって…誓ったんだよ?」
アキの優しすぎるその言葉に私はひどく悲しくなった。
まるで翼があって、自由に空を飛べる鳥を鳥籠にとじこめてしまうような…
私がイケナイの…
私がアキを苦しめている。
アキは自由にならなければいけないの。
「そんな誓いなんていらない」
そう言って、キミに冷たい目を向けたんだ。
アキが自由になれるように。
私という鳥籠から出してあげれるように…