「よろしくお願いします!!」



あたしは深く頭を下げる



「おう!!よろしくな!!それでだ、篠塚君にはコンビを組んでもらう!!」



くるくる椅子を回しながら貴さんは告げる



「コンビ…ですか…」


コンビか…


相手が良い人だったらいいけど…



「そうそう、コンビ!!今その椅子に座っている男だ!!」




そう言って、あたしの後ろの奥の方を指差した



後ろを振り返ると茶髪の男の人の背中が見えた





あの人か…