「は~すごいな~」


海外サッカーを見るのは、ほとんど初めて。


きっと修斗がドイツに行かなかったら、見ることなく過ごしていたんだと思う。


日本のJリーグとはまた違った、迫力がある。


相手をガツガツと削り、パスをバンバン回す。


「修斗、この中でサッカーやるんだ」


常に高みを目指す修斗なら、こんな風にレベルの高い場所でサッカーしたくなるよね。


試合はどんどん進んでいく。


「あっ!」


前半終了間際、相手に点を入れらるてしまう。


今日の相手は下位にいるチームだから、確実に勝ち点を取っておきたい。


「修斗、出るかな?」


前半が終了し、選手がロッカーに戻っていく。


そこでテレビの画面が、日本のアナウンサーと解説の人に戻った。


解説の人が、前半の総括をしていく。