忘れてしまった、あたしの記憶なの?



そう、自分自身に聞けば―――








【さぁ、どうだろうね?】








・・・・・・ぬぁっ!?


なんか不思議な声が聞こえたぞ!?




と、思ったところで。


パチッと目が覚めた。



目に映るのは、闇。

まだ夜中みたいだ。


だんだん目が慣れていくにつれ、天井が見えてきた。







「や、やっぱ夢か・・・・・・・」


ほっと胸を撫で下ろした時――




【そう、夢だよ。でも、ボクは夢じゃない。】




―――またもや、不思議な声が聞こえた。