額に、そっと落とされる温もり。



鼓動は、どんどん高まる――








「約束、な。」


「うん・・・・・」




赤くなった顔を隠すように、俯いた。


レオは、そんなあたしの頭を、今度は優しく撫でた。






「じゃーな!また、明日の夜に!」


明るく言って、レオはひらりと、エリザベスに飛び乗った。




そして・・・去って行った―――。










去っていくレオを、あたしは見えなくなるまで、ずっと見送ってた。


見えなくなっても、まだ、ぼんやりとレオが見えなくなったところを見続けていた。




見続けながらも、あたしは思う、というより、思わずにいられない。




―――――あたし、おかしい・・・・・。