「また、次の夜来るから。」



レオの優しい微笑み。


高鳴るあたしの鼓動。





「ホント・・・?また、次の夜、来てくれる?」


無意識に紡いだ質問。

無意識に抱いた感情。





レオに、また会いたい―――。














「うん、来るよ。絶対、ここに来るから。

また、外の世界、一緒に見ような?」


柔らかく笑ったレオの言葉に、力強く頷いた。




「うん!また、一緒に外の世界を見よう!

あたし、待ってるから!!!」


そう、満面の笑みを浮かべた。




レオは、あたしの言葉を聞くと、目を見開いた。


けど、すぐに微笑みを浮かべ――





昨夜と同じく、優しくあたしの前髪をかきあげた。