体感したことのない浮遊感に、思わず、ぎゅぅっとレオの腰に抱きついた。


恥ずかしいより何より・・・命が大事!!!



レオは、抱きついたあたしの手に、そっと触れた。



「怖がる事なんてないぜ?大丈夫。俺がいるから。な?

ほら・・・・・見てみろよ、下を。」





穏やかな声に導かれるように、あたしはそっと下を見た。







そして、思わず目を見開く。












「・・・・・っ・・・わぁ・・・・・・・」







感嘆の声が漏れた。







これが―――外の世界・・・・・・・・。








怖さなんて、どこかに吹っ飛んでしまった。