心を決め、エリザベスの体に手をおく。

エリザベスに乗るのを、レオは手伝ってくれた。


あたしが乗ると、レオは身軽にあたしの前に飛び乗る。




そして――






「!!?」



あたしの手を、レオの腰に回した。





「れ、れれれれれレオ!?」


密着する体に、心臓がうるさい。




「こうしてないと、落ちるかもしんないぜ?」


「え、えぇ!?」



お、落ちるぅ!?




《そうね。初めてなんだから、レオに従った方がいいわよ》




エリザベスまで!?




「で、でも・・・・・・」


恥ずかしいよっ・・・



そんなあたしを見たレオは、優しく微笑んだ。