ビックリして、ドアの方に目を向ければ・・・


「おぉっ!やっぱりここかよ、ルネイ!!!」



・・・レオがずんずん部屋の中に入ってきていた。

後ろにはエリザベスがいて、あくびをした。


エリザベスって、常にやる気無さそうに見えるんだけど、気のせい・・・じゃないよね・・・・・・。


何やら複雑な気分になりながらも、あたしは"ルネイ"という言葉に反応していた。

たぶん、白猫だったこの魔女の名前、だよね?


なんて考えていれば。



「レオ!やっと会えたぁ~♪会いたかったよぉー」






・・・・・・・・・・・・・んん!?



あたしはポカンと口を開ける羽目になってしまった。



だって、だって!!!


魔女・・・ルネイさん?の態度が180度違うんだもん!


甘い声で、なんか、レオに熱っぽい視線送ってるし!

すっごい"乙女です!"って感じになってるんだもん!



呆然と成り行きを見てたら・・・


「レオー!もぅ、わたし、レオ不足だよぉ。」


ルネイさんは、そう言い、ぎゅぅっとレオに抱きついた。




・・・・・・なんだろう。ものっすごーく、イライラするんだけど。