・・・・・うーん・・・
なんだろうこの空気。
なんか知らんが、レオは『話し合いするから、アイツらに会いにくぞー』って言って、執務室に直行した。
なんで執務室なのか分からなかったけど、本当に皆がいたからビックリ。
レオってエスパーなの!?
とか思ってたのが、数秒前。
で、今はというとだね。
この微妙な空気にいたたまれなくなったのさ!
シオ、ヒルゥ、ソウが、当然、かなり警戒してて。
なのにレオはへらへら笑ってて。
エリザベス興味無さそうにあくびしてて・・・。
って、つまり、侵入者2人が緊張感無さすぎるってことじゃん!
どんな神経してんだよっ!
呆れつつも、打開策がまったく見えないあたし。
さて、どうすりゃいいのか・・・
そんな、微妙な空気の中、シオがおそるそるというように・・・信じられない、というように、言葉を発した。
「・・・・・・エリス様、ですか・・・?」