「リーちゃん、元気ー?」


「あ、ヒルゥ・・・。」



天才医者のヒルゥだった。


ヒルゥは、イケメンなんだけど・・・可愛いイケメンだ。

癒し系ってやつ?




「あれっ!?リーちゃんが泣きべそかいてる!どうしたの?」


「ひ、ヒルゥ・・・・・聞ーてよぉ・・・」


ヒルゥはあたしの相談相手でもあるんだ。

いっつも、ちゃんとあたしの話を聞いてくれる。


だから、もちろん今回のこともヒルゥに全て話した。






「・・・なるほどねぇ。」


「ヒドイでしょ?エリザベスが勝手に入ってきただけなのに!あたし、エリザベスを救ったのに!!!」


「でも、エリザベスのことを報告しなかったのは、リーちゃんが悪いんじゃない?」


「う゛・・・・・・」


「ね?シオもリーちゃんが心配だからあんなに言うんだよ?

それに、家庭科の苦手克服するいいチャンスじゃん!頑張れ!」


「・・・・・・・うー・・・ん・・・・・。

まぁ、それもそーか・・・。


・・・ありがと、ヒルゥ。あたし、頑張ってみるね。」


「うん!その意気その意気!」