「てめぇ、なにが言いてぇんだよ。」
「はっきり言ってやるよ。
玲奈が危険な目に合ってんのはお前のせいだっつってんだよ。」
「あ"?」
愁くんの言葉で、涼は一気に沸点に近付いたみたい。
「2人とも「本当のことだろうが。」
止めようとした声が、愁くんと重なった。
「大体、言わせてもらえば。
お前は玲奈のことちゃんと考えてるかわかんなんだよ。」
「お前に言われる筋合いねぇんだよ!
喧嘩売ってんのか?」
愁くんの言葉に、今度こそ涼の癪に障ったみたい。
「今回だって、実際に俺の方が早く気付いただろ?」
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