「え、ウソ!もうそんなに進展しちゃったの!?」



「えっと、う、うん」



「ウソー。おめでとー澪!」



「ありがとう……」




ギューッと抱きしめられる。




「文化祭のときからいい雰囲気だなぁとは思ってたけど、まさか付き合っちゃうなんてねっ」



「―――うん」



「あんなに嫌いがってたのに♪」



「う゛……」




確かに、そうだよね。



まさか青葉のことを好きになるなんて、
あのときのあたしは思ってもいなかった。



ううん、絶対に
好きになるはずないと思ってたよ……。